くい丸の鋼管部の耐久性は、亜鉛めっきの膜厚が大きく影響します。特に、打込み・引抜きを繰り返し行う用途(リース資材として使用する場合や年次イベントで使用する場合等)や、 長期間にわたり使用する用途(太陽光発電所での基礎やフェンスとして使用する場合等)でくい丸を使用する場合は、亜鉛膜厚の厚い「くい丸厚めっき仕様」をご検討ください。
「くい丸 厚めっき仕様」は直径48.6mmのくい丸でお選びいただける、亜鉛めっき膜厚の厚い仕様です。亜鉛めっきの付着量が多い厚めっき仕様は一般的に標準仕様よりも耐用年数を長く設定することができると考えられます。
標準仕様(亜鉛めっき鋼板Z27相当※)のくい丸でも、鋼管部が密閉構造をしており、頭部が壊れにくいので、足場管と比べると高い防錆効果を持っていますが、亜鉛めっきの付着量の多い厚めっき仕様(亜鉛めっき鋼板Z60相当)を使用することで、更に高い防錆効果が期待できます。
※Z27・Z60は「JIS G3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯」におけるめっき付着量を示す記号です。くい丸は、JIS規格相当品の亜鉛めっきパイプを材料として製造されています。